チャート画面で、任意期間内の出来高の合計表示

チャート画面で、出来高グラフの上にマウスを移動すると、その日の出来高が表示されます。 チャート画面の出来高にマウスを移動すると、その日の出来高が表示されます

マウスをクリックすると、出来高の累計を表示するモードになります。 クリックしてマウス移動すると、期間内出来高の累計が表示されます

この機能の活用例


以下は、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)の、2011年7月25日~2012年7月24日の日足チャートです。
320円~360円のボックス相場が続いた後に、448円まで上昇、その後、下落に転じ、328円で底打ち、その後反転に向かったチャートです。


まず、ボックス相場で推移していた期間に、どの程度の出来高があったかを見てみると、だいたい35億株くらいの出来高であったことがわかります。


次に、直近の高値ブレイクから上昇に転じ、上昇後高値をつけた期間の出来高をみてみると、約32億株の出来高となり、ボックス相場で推移していた期間の出来高とだいたい同じ程度の出来高であることがわかります。


最後に、下落に転じ、底を打つまでの出来高を見てみます。やはり約32億株の出来高となり、上昇した期間の出来高と同等の出来高が下落時にも売買されていることがわかります。


と、ここまで読まれた方ならお察しのことと思いますが、
  • 株価の動きが、あるトレンド(ボックス、上昇、下落など)にある場合、一定の出来高が売買されるまでの間はそのトレンドが続く
ということのようです。

これは、どんな銘柄でもそのような動きになるわけではなく、大型株でよりこの傾向が強いようです。

また、この例では、『上昇 → 下落』の結果、上昇前の株価と同じところまで下落しましたが、この下落期において買い圧力が強い(上昇期の累計出来高をこなしてもなお、株価が上昇期前の株価まで下落しないような場合)、『押し目形成 → 再上昇』という動きとなるようです。

実際にいくつかの銘柄で調べてみると、このような傾向がある銘柄を見つけることができると思います。このことは、売買タイミングをつかむ上で指標の一つになると思います。
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